年金の構造は2階建て
サラリーマンや公務員は、厚生年金や共済組合に加入するとともに国民年金の第2号被保険者となりますから、二重加入で2階建ての年金方式となります。
国民年金が、土台となる1階部分の基礎を担い、厚生年金や共済年金が2階部分を担っています。
国民年金には、基礎年金である老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金のほか、国民年金などがだけに加入している人が受け取れる、付加年金、寡婦年金、死亡一時金などがあります。
さらに会社によっては厚生年金基金に加入しているところもありますから、その場合には、老齢給付については基金から3階部分の年金がさらにできるのです。
公務員などの共済組合員であった人についても、年金給付には職域加算という3階部分があります。
<2階建ての方式の年金制度>
2階部分 厚生年金保険または共済組合 |
老齢厚生年金
(退職共済年金) |
障害厚生年金
(障害共済年金) |
遺族厚生年金
(遺族共済年金) |
1階部分 国民年金 |
老齢基礎年金 |
障害基礎年金 |
遺族基礎年金 |
国民年金の加入者のことを被保険者といい、第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者に分けられるのです。
第1号被保険者 |
農林漁業・自営業者とその配偶者、学生など。 |
第二号被保険者 |
共済組合 |
共済組合に加入している人 |
厚生年金保険 |
厚生年金保険に加入している人 |
第3号被保険者 |
第2号被保険者に扶養されている配偶者 |
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