労働基準法の知識
労働基準法とは、労働条件についての最低基準を定めるために作られた法律をいい、この法律の理念は、労働者が人たるに値する生活を営むための労働条件の基準を定めることにあります。
労働基準法などの労働法に規定のないものは、民法の適用となります。
また、労働基準法と民法で規定が異なっている場合には、労働基準法が優先します。
労働基準法は労働者が働くにあたって、賃金や休憩時間、休日など、労働条件の最低基準を定めた法律ですので、この法律に違反するような休憩時間や休日などの労働基準法に満たない労働条件を定めた場合は、その部分が無効となり、労働基準法で定める労働条件が適用されます。
例えば、「有給休暇はない」と定めたとしても、その定めは無効となり、自動的に労働基準法上の有給休暇の権利が発生することになります。
また、労働基準法では、会社の規定を無効にするだけではなく、罰則を定めており、違反を行なった者を罰するだけでなく、会社にも罰則が科せられます。
例えば、出産後2週間の女性をはたらかせた場合には、働かせた者は6ヶ月以下の懲役となり、会社には30万円以下の罰金が科せられます。
□強制労働
1年以上の10年以下の懲役または20万円以上300万円以下の罰金
□中間搾取、最低年齢違反など
1年以下の懲役または50万円以下の罰金
□強制貯金、労働時間、休憩、休日、割増賃金など
6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
□契約期間、休業手当未払いなど
30万円以下 |
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